● トウが立ったふきのとうの油炒め(写真左下)
ふきのとうは大きくなると2,30センチほどに伸びる。花が開く前の茎はまだやわらかで、葉をおろしてゆがき、油で炒めて味付けすると、香り高い逸品となる。
● こごみのおひたし(写真右下)
こごみは羊歯植物で、葉を広げる前の一瞬をとらえて摘む。
クセがなく、わずかなぬめりのある歯ごたえが爽やかだ。
● 白干し大根と山椒の酢の物(写真中央)
千切りして乾燥させておいた大根を戻して、山椒の芽とニシンの薄切りを加えて三杯酢で和える。
春の野良仕事は多忙を極めるので、朝、干し大根を水に漬けておき、野から摘んできた山椒の芽を香り付けにして簡 単に出来上がるので重宝される料理。
この一品で晩酌も進む。
● ウドのジュウネン和え(写真左上)
アクの強いウドは、香りも強い。
ごまの代用であるジュウネンを摺った味噌で和えると、実にまろやかだ。
昔、氏神さまがごまの葉で目を突いて怪我をした故事から、昭和村の大芦地区では、ごまを作るのは今もタブーとされている。代わりにジュウネンを多用するが、むしろごまよりも香ばしい。
● イラのおひたし(写真右上)
深山イラクサは山奥に行かないと採れない。
葉も茎も棘の覆われているので表皮を剥くのに一苦労するが、味は絶品。
クセがなくつるりとした食感は、一度食するとやみつきになる。