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奥会津では今なお、神々と自然と人間が調和して創り出す聖なる空間が生きている。
見えざるものとの暮らしは、畏怖と感謝を礎にして深い精神文化を培ってきた。
神々に捧げるもの、神々と共食するもの、ハレの食、ケの食。
奥会津の郷土食は一年間の歳時記と深く繋がり、神々と祖先を敬う姿勢から生まれたものが多い。
素朴で温かく、気の遠くなるような手間をかけた素材には、現代人がどこかに置き忘れてきた真摯なぬくもりがある。だから、一度食すると忘れられない。自分の中に閉じ込めた人間らしい生き方への扉を、いつの間にかそっと開けてくれるからだ。
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